『ROMA/ローマ』('19初鑑賞19・NETFLIX)

☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
3月3日(日) NETFLIXの配信を鑑賞。 字幕・5.1ch音響。
解説:
「ゼロ・グラビティ」のアルフォンソ・キュアロン監督が、政治的混乱に揺れる1970年代メキシコを舞台に、とある中産階級の家庭に訪れる激動の1年を、若い家政婦の視点から描いたNetflixオリジナルのヒューマンドラマ。
キュアロン監督が脚本・撮影も手がけ、自身の幼少期の体験を交えながら、心揺さぶる家族の愛の物語を美しいモノクロ映像で紡ぎ出した。
70年代初頭のメキシコシティ。
医者の夫アントニオと妻ソフィア、彼らの4人の子どもたちと祖母が暮らす中産階級の家で家政婦として働く若い女性クレオは、子どもたちの世話や家事に追われる日々を送っていた。
そんな中、クレオは同僚の恋人の従兄弟である青年フェルミンと恋に落ちる。一方、アントニオは長期の海外出張へ行くことになり……。
2018年・第75回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。
第91回アカデミー賞でも作品賞を含む同年度最多タイの10部門でノミネートされ、外国語映画賞、監督賞、撮影賞を受賞した。
18年12月14日からNetflixで配信。日本では19年3月9日からイオンシネマで劇場公開される。
(映画.com)


NETFLIXにて、『ROMA/ ローマ』鑑賞。
本年度のアカデミー 監督賞、撮影賞、外国語映画賞を受賞し、NET配信の作品はアカデミー賞受賞の資格はないとスピルバーグが言ったとか、なにかと話題の作品です。
イオンシネマで劇場公開決定したらしいが、生活圏内に劇場が無いのでNET配信での鑑賞です。
(字幕・5.1ch音響)
アルフォンソ・キュアロン監督作品。
全編モノクロ(白黒)、環境音とセリフとラジオから流れる音楽のみで劇判音楽(場面を盛り上げるBGM)は一切無し。
モノクロでありながら、どこか豊かな色彩を感じさせ、画面の構図とか素人目線でも思わず「美しい」と思ってしまう映像美。
環境音は、車内、暴動で荒れる街の争乱、はるか上空をとぶ飛行機、波の音、作り手の音に対するこだわりがすごい。
1970年代のメキシコ市のローマ地区。
住み込みの家政婦として働いているクレオが主人公。
何気ない日常が淡々と進行していきます。
こういう感じjの映画は感想が難しいのですが、監督の子供時代の経験から着想を得たらしい。
時代・国が違っても、野郎というのはホント情けない。
(浮気するは、彼女を妊娠させといて責任放棄して恫喝するわ)そして、女性はやっぱり強い・・・というか、強くならざるを得ない。
作品的には、アレがモロ見えの場面があって、劇場公開時にはやっぱり修正するんでしょうね。(^^;
(記事によると、修正なしで上映してるそうです)
あと、日本式武術の訓練の場面で、妙な恰好した師匠(韓国人ということらしい)が出てきます。(^^;;
観る人を選ぶかもしれませんが、映画好きは観といて損はないと思います。

ROMA/ローマ (2018)
2018年12月14日公開 135分
映画詳細データ
英題:ROMA
製作国:メキシコ、アメリカ
配信:Netflix
モノクロ/シネスコ
スタッフ
監督:アルフォンソ・キュアロン
製作:ガブリエラ・ロドリゲス、アルフォンソ・キュアロン、ニコラス・セリス
製作総指揮:ジェフ・スコール、デビッド・リンド、ジョナサン・キング
脚本:アルフォンソ・キュアロン
撮影:アルフォンソ・キュアロン
美術:エウヘニオ・カバレロ
衣装:アンナ・テラサス
編集:アルフォンソ・キュアロン、アダム・ガフ
キャスト
ヤリッツァ・アパリシオ(クレオ)
マリーナ・デ・タビラ(ソフィア)
マルコ・グラフ
ダニエラ・デメサ
カルロス・ペラルタ
ナンシー・ガルシア
ディエゴ・コルティナ・アウトレイ
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