『ユリゴコロ』('17初鑑賞108・劇場)




☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
9月29日(金) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン9にて 12:10の回を鑑賞。


見どころ:
第14回大藪春彦賞を受賞し、第9回本屋大賞にもノミネートされた沼田まほかるのミステリー小説を映画化。
ある一家の父の書斎で見つかった殺人者の手記を入口に、殺人に取りつかれた女性の壮絶な人生を描く。

監督を務めるのは、『近キョリ恋愛』などの熊澤尚人。
宿命に振り回され、苦しむ殺人者・美紗子を、『蛇にピアス』などの吉高由里子が熱演する。

あらすじ:
父が余命宣告され、さらに婚約者が突如失踪した亮介(松坂桃李)は、実家で「ユリゴコロ」と書かれた1冊のノートを見つける。
そこには人間の死でしか心を満たすことができない、美紗子(吉高由里子)という女性の衝撃的な告白がつづられていた。

亮介は、創作とは思えないノートの内容に強く引き寄せられ……。

(シネマトゥデイ)








あんまり観る気はしなかったのだが、今は観て良かったと思えます。


ネタバレになりますが、タイトルの『ユリゴコロ』とは、お医者さんのセリフで「心のよりどころ」を
訛りなのか、心の『ユリゴコロ』と言ってしまったことに由来。


幼い頃から、人が死ぬ光景でしか心が満たされない美沙子を吉高由里子が演じる。
こういう役柄がものすごく似合っています。


少女時代を演じる子役の、ミルク飲み人形を観たときのなんともいえない目が ものすごく怖い。


物語は『ユリゴコロ』と書かれたノートの中身(過去編:美沙子)と、松坂桃李が演じる亮介の現代編に分かれる。
二人の関係は中盤で誰でも気づきますが、その後の展開に目が離せなくなった。



前半(過去編)に登場する、みつ子: 佐津川愛美のパート、リストカットを繰り返す場面が痛々しく、観るのも正直、苦痛でした。


後半
「あなたの優しさは容赦がありませんでした。」
ここ最近の映画の中では、抜群に良いセリフだと思った。


松山ケンイチが素晴らしく良い芝居をしていて、引き込まれた。
美沙子にとっても、因果応報ともいえる展開に。


連続殺人犯の女が、人から愛し愛されることによって、心のよりどころを得て、幸せな時間を過ごせた。

この後の、ヤクザ事務所無双はちょっと、マンガみたいな展開(女独りでできるわけないやろ)ですが
ラスト・シーンがすごく良いので気にしないことにする。






(C) 沼田まほかる/双葉社 (C) 2017「ユリゴコロ」製作委員会
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年9月23日
上映時間:2時間8分
企画・製作幹事・配給:日活
制作プロダクション:ジャンゴフィルム
製作:「ユリゴコロ」製作委員会
配給:東映
カラー/シネスコ

スタッフ
原作: 沼田まほかる
脚本・監督・編集: 熊澤尚人
製作総指揮: 佐藤直樹
製作: 永山雅也 / 村松秀信 / 三宅容介 / 木下直哉 / 大柳英樹 / 片岡尚 / 戸塚源久 / 細字慶一 / 大沼渉
エグゼクティブプロデューサー: 千葉善紀 / 柳迫成彦 / 大熊一成
プロデューサー: 石田雄治
アソシエイトプロデューサー: 有重陽一
ラインプロデューサー: 田中誠一
撮影: 今村圭佑
照明: 織田誠
美術: 高橋泰代
録音: 田中博信
装飾: 岩本智弘
音響効果: 柴崎憲治
衣装: 宮本まさ江
メイク: 倉田明美
音楽プロデューサー: 津島玄一
キャスティング: 杉野剛
助監督: 是安祐 / 西山太郎
製作担当: 中山泰彰

キャスト
美紗子: 吉高由里子
亮介: 松坂桃李
洋介: 松山ケンイチ
みつ子: 佐津川愛美
千絵: 清野菜名
若き日の美紗子: 清原果耶
細谷: 木村多江





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