『散歩する侵略者』('17初鑑賞102・劇場)

☆☆☆★- (10段階評価で 7)
9月9日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター7にて 13:10の回を鑑賞。
見どころ:
『アカルイミライ』などの黒沢清監督が、劇作家・演出家の前川知大が結成した劇団イキウメの舞台を映画化。
数日間失踪したのちに様変わりした夫が妻のもとへ戻ったのを機に、平穏だった町が変化するさまを描く。
「地球を侵略しに来た」と妻に告白する夫を『舟を編む』などの松田龍平、そんな夫に翻弄(ほんろう)される妻を『世界の中心で、愛をさけぶ』などの長澤まさみ、一家惨殺事件を調査するジャーナリストを『セカンドバージン』などの長谷川博己が演じる。
あらすじ:
鳴海(長澤まさみ)の夫・真治(松田龍平)が、数日間行方をくらまし、別人のようになって帰ってくる。
これまでの態度が一変した夫に疑念を抱く鳴海は、突然真治から「地球を侵略しに来た」と告白され戸惑う。
一方、町ではある一家の惨殺事件が起こったのを機に、さまざまな現象が発生し、不穏な空気が漂い始める。
(シネマトゥデイ)

黒沢清監督のSFサスペンス作品。
元は舞台劇ということで、映画のほうも、じつに狭い範囲での出来事を中心に描いております。
宇宙人に身体を乗っ取られた(いわゆるボディースナッチャーってやつ?)夫、真ちゃんを演じる松田龍平の不思議な雰囲気、お見事です。こういう役柄、実にうまいですよね。
妻:鳴海を演じる長澤まさみも良い感じ。
週刊誌の記者を演じる長谷川博己も役柄に合っていますね。
まぁ、日本映画で、昭和のSFドラマを観ているかのようなチープ感が常にあります。
どこか不可思議な日常。 人間の「概念」を奪う宇宙人たち(3人だけ)
「愛」という概念を知った宇宙人が、妻に寄りそうラスト、「愛は地球を救う」ということでしょうか。
お話としては面白いですが、映像としてはもっとがんばってほしかったなーと思います。

(C) 2017『散歩する侵略者』製作委員会
製作年:2017年
製作国:日本
日本公開:2017年9月9日
上映時間:2時間9分
製作:『散歩する侵略者』製作委員会
配給:松竹 / 日活
カラー/シネスコ
スタッフ
監督・脚本: 黒沢清
原作: 前川知大
脚本: 田中幸子
キャスト
加瀬鳴海: 長澤まさみ
加瀬真治: 松田龍平
桜井: 長谷川博己
天野: 高杉真宙
立花あきら: 恒松祐里
明日美: 前田敦子
丸尾: 満島真之介
車田: 児嶋一哉
鈴木: 光石研
牧師: 東出昌大
医者: 小泉今日子
品川: 笹野高史
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