『かぐや姫の物語』('13初鑑賞99・劇場)




☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
11月23日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 15:20の回を鑑賞。


解説:
数々の傑作を生み出してきたスタジオジブリの巨匠、高畑勲監督が手掛けた劇場アニメ。
日本で最も古い物語といわれる「竹取物語」を題材に、かぐや姫はどうして地球に生まれやがて月へ帰っていったのか、知られざるかぐや姫の心情と謎めいた運命の物語を水彩画のようなタッチで描く。

声優陣には、ヒロインかぐや姫にテレビドラマ「とめはねっ! 鈴里高校書道部」などの朝倉あき、その幼なじみを高良健吾が務めるほか、地井武男、宮本信子など多彩な面々がそろう。


あらすじ:
今は昔、竹取の翁が見つけた光り輝く竹の中からかわいらしい女の子が現れ、翁は媼と共に大切に育てることに。
女の子は瞬く間に美しい娘に成長しかぐや姫と名付けられ、うわさを聞き付けた男たちが求婚してくるようになる。
彼らに無理難題を突き付け次々と振ったかぐや姫は、やがて月を見ては物思いにふけるようになり……。

(シネマトゥデイ)









この映画の評判の良さに、高畑勲監督の友人でありライバルである宮崎駿氏が心中穏やかではないご様子。そのうち、やっぱり引退やめたと言って、新作作ってくれると良いな・・・(^^;


さてさて、この作品、「竹取物語」をほぼストレートに素直に映像化しています。
「まんが日本昔ばなし」の長編を観たような印象。


特徴的なのは、水彩画のような背景に鉛筆で描いたような温かみのある人物描写。
特に幼少のかぐやの描写は、描き手の深い愛情が感じられて、とても可愛らしく暖かい。
そして、久石譲の音楽、かごめ歌や筝曲、日本独自のメロディーラインが素晴らしいです。サントラCDを買ってしまいました♪


作品としては総じて完全なるアート作品になっていますね。


『竹取物語』といえば、市川昆監督・沢口靖子主演の実写版を思い出しますね。最後は蓮の花の形をしたUFOが飛来しましたが、こちらは、月の住人が楽しげな音曲を奏でながら、大きな雲に乗って飛来します。


「姫が犯した罪と罰」

私たちが住んでるこの世界は娑婆世界といって、この世界に生まれるものは苦労が絶えない、過去世に大きな罪を背負ったものたちが産まれる世界・・・その世界に行ってみたいと望んだことが罪で、罰として、この世界に送り込まれた・・・自分はそういうふうに解釈しました。


けど、月の天上人の王は、親心から、かぐやを育ててくれる翁に衣服を届けたり、黄金を授けたり、媼のおっぱいが急に出るようになったりした・・・


かぐやが月にもどるとき、衣を肩にかぶせたとたん、全ての記憶がなくなる・・・生まれ変わりを意味しているんでしょうね。 でも、宇宙から地球を眺めたときに、かぐやの眼から自然と涙がながれる・・・切なくも美しい場面でした。


絵のちからがこれほどまでも溢れている作品は珍しいと思う。


単純な線で描かれた人物たちが、とても魅力的で可愛らしい。特にかぐやの一番近くにいた次女。
パタリロに似た風貌で、仕草がすごく好き♫


こうやって感想を書いているうちに、また観たくなってきました。
良い作品とはこういうものなのですね。(^-^)






2013年/日本/スタジオジブリ/137分/ビスタ/
監督・脚本:高畑勲/音楽:久石譲/
声の出演:朝倉あき、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、田畑智子/




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