『キャプテンハーロック』('13初鑑賞81・劇場)

☆☆☆★- (10段階評価で 7)
9月13日(金) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン2にて 18:00の回を鑑賞。
解説:
『銀河鉄道999』シリーズと並び称される松本零士の人気コミック「宇宙海賊キャプテンハーロック」を、およそ30年ぶりにアニメ化。
宇宙海賊として地球連邦政府に反旗を翻すハーロックの活躍を、彼の暗殺命令を受けた男との対峙(たいじ)を絡めながら映し出していく。
巨額の製作費を投入し、脚本に『ローレライ』「機動戦士ガンダムUC(ユニコーン)」などの原作でも知られるベストセラー作家・福井晴敏、監督には『エクスマキナ』などの荒牧伸志を起用。英雄譚の王道をいくストーリーに加え、壮大なビジュアルにも目を見張る。
あらすじ:
銀河の果てまで移動が可能となった時代。
開拓の限りを尽くし新天地を失った人類は、「戻るべき場所」となった地球の居住権をめぐって争いを始める。紛争を終息させる最終兵器として4隻のデス・シャドウ級宇宙戦艦が建造され、その4番艦の艦長としてハーロックが任命される。
歴戦の勇士として名をはせた彼だったが、終戦を迎えると同時に戦艦と共に消息を絶ってしまう。やがて、彼は巨大なドクロを艦首に刻んだ宇宙海賊船を操るキャプテンハーロックとなって姿を現し、地球連邦政府に戦いを挑んでいく。
(シネマトゥデイ)

『アップルシード』などの荒牧伸志監督なので、映像的には、大いに期待できましたし、実際、素晴らしい映像世界であります。
私の場合、宇宙を駆け抜ける宇宙船の映像が観れたら、それだけでもアドレナリン大量放出で、映画の評価も若干甘くなってしまいます。
今回の『キャプテンハーロック』の映画化で心配していたのは、やはり「声」の問題。
最近は洋画の吹き替えでタレントを起用し悲惨なことになっているのが多いので、今回のハーロックの声:小栗旬については、ハッキリ言って合わない。・・・・でも、映画を観ていくうちに慣れてきましたねぇ。。。(^^;
ミーメ役の蒼井優は、声の演技も上手い。
声以上に、物語に感情移入できないのが残念なところ。
福井晴敏さんの脚本にはアタリもあるけど、ハズレも多いですから。(^^;
主人公ヤマの行動心理がブレブレで、こいつはいったいなにをやってるんだ?!と疑問ばっかり湧いてきます。
物語よりも、映像を楽しむための作品になってしまいました。
ジェームズ・キャメロンが絶賛してるだけあって、映像を観る価値は充分あるかと思います。
2013年/日本/115分/シネスコ/
監督:荒牧伸志/脚本:福井晴敏 、竹内清人/
声の出演:小栗旬、三浦春馬、蒼井優、古田新太、福田彩乃、坂本真綾/

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