『くちづけ』('13初鑑賞44・劇場)




☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
5月25日(土) OSシネマズ ミント神戸 スクリーン2にて 14:50の回を鑑賞。


解説:
演劇や映画、テレビドラマなどで演出家・脚本家・俳優として活躍する宅間孝行が原作と脚本を手掛け、知的障害のある娘と父との父娘愛を描いたヒューマン・ドラマ。
知的障害者たちのグループホームを舞台に繰り広げられる温かな交流、ヒロインの恋、父の深い愛などがユーモアを交えながらつづられる。

監督は、『トリック』『20世紀少年』シリーズなどのヒットメーカー・堤幸彦。
主人公である娘と父を貫地谷しほりと竹中直人が演じ、宅間や田畑智子、橋本愛などが共演する。
衝撃的な展開と強い親子愛に涙せずにはいられない。


あらすじ:
知的障害を持つ娘のマコ(貫地谷しほり)を、男手ひとつで育てる愛情いっぽん(竹中直人)は、かつては人気漫画家だったが休業し、すでに30年がたっている。

知的障害者のためのグループホーム「ひまわり荘」で住み込みで働き始めたいっぽんと、そこで出会ったうーやん(宅間孝行)に心を開くようになったマコ。
しかしそんなある日、いっぽんに病気が見つかる。

(シネマトゥデイ)









この作品を観た後、けっこう考えました。
これだけ、考えさせるということは、「問題提起としての映画」の使命を全うしているのだろうなと思います。


OSシネマズのポイントが溜まったので、ポイント利用(無料)で鑑賞しました。(^-^)
どんな映画か、貫地谷しほりが初主演ということ以外まったく予備知識なしで観に行きました。


『スウィング・ガールズ』でトランペットを吹いていた時から注目してて、朝ドラ『ちりとてちん』で
関西ではかなり知られた彼女ですが、それ以降は脇役が多かったですね。


この映画での彼女の演技は、最高にピュア。
透明感のある演技で彼女の持ち味が存分に発揮されたように思います。



父親(元マンガ家の愛情いっぽん)役の竹中直人との息もすごくぴったり。
この人は本当に芝居の上手い人だから、まったく心配なく、物語に入り込めました。


舞台の演劇の映画化ってことで、ひまわり荘のセットひとつで、一幕ものの舞台を観ている
かのような、ワンシーン・ワンカットの長回しもあり、役者の本気度が伝わる作りです。








さて、レビューを見ると、みんな涙・涙の感想でございますね。
実際自分もかなり泣かされました。 涙腺がかなり弱くなっていますし、やっぱ、役者陣の芝居が上手いですから。


映画っておとぎ話=ファンタジーでもあるし、現実の問題の提起の場でもあると思います。

ここで描かれる、現実は、いまも日本のどこかで実際に起こっているかもしれない出来事で
実際に事件も起こっています。(氷山の一角でしょう。)

だから、最後に いっぽんがとった行動は、心情的には(とくに日本人には)解るんです。
けれども、いっぽんがもう少し心の強いお方であったなら、もっと知恵も沸いただろうし
人に頼ることもできたであろうと、すごく残念に思います。

解る人には解る書き方しますが、念仏的生命状態が根底にあるんやな。


いっぽんのとった行動は決して許されるものではない。
悲惨の極みではないですか!





作品としては良いと思いますが、こういう展開で観客を泣かす演出って、どうも好きになれない。
ちょっとセンチメンタル過ぎるよね。(せやけどじっさい泣いたけど。)
日本人はこういう展開が好きなんやな。泣きながらもシニカルに分析している自分がいました。




ほんとこれみたあと、ほんま、どないかせんといかん!!って真剣思いましたわ。
日本の社会構造は、こうやって、社会的弱者を追い込んでいくんやなと。

政治家・閣僚連中、こういう映画をしっかり見ろ!! そんでしっかり自分の頭で考えろ!!
自分やったらどないすんねんって!!! そして、しっかり行動をおこせよ!!!!

おまえらの責任でもあるんやぞ。







貫地谷しほり素晴らしい! 作品自体は100%賛同出来かねますが、問題提起作品として
観ておくべきだと思います。

(知能障害者の冤罪の話とか、勉強しなきゃって、真剣に思います。)











2013年/日本/123分/シネスコ/
監督:堤幸彦/原作・脚本:宅間孝行/
出演:貫地谷しほり、竹中直人、宅間孝行、田畑智子、橋本愛/





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