『最強のふたり』('13初鑑賞34・Blu-ray)

☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
4月14日(日) Blu-ray Disc にて鑑賞。
解説:
車いすで生活している大富豪と介護者として雇われた黒人青年が垣根を越えて友情を結ぶ、実話を基にしたヒューマン・コメディー。
年齢や環境、好みも異なる二人が、お互いを認め合い、変化していくプロセスを描いていく。
監督は、本作が長編4作目となるエリック・トレダノとオリヴィエ・ナカシュのコンビ。
主演は、『歌え! ジャニス★ジョプリンのように』のフランソワ・クリュゼと『ミックマック』のオマール・シー。
フランス本国のみならずヨーロッパで記録的なヒットを樹立した、笑いと感動に包まれた良質なコメディーを堪能できる。
あらすじ:
不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。
スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。
すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。
(シネマトゥデイ)

劇場で観たかったのですが、今回Blu-rayで初鑑賞です。
主演二人の笑顔が、たまらなく良い♪
身体障害者を障害者扱いしない黒人青年ドリスのポジティブな振る舞いが、(冷静に観ると少々行きすぎな部分もありますが (^^;;)回りの人々の笑顔を誘います。
雇い主:障害者のフィリップも、ドリスにだけは心を開き、屈託ない笑顔を見せる。
彼らの笑顔を観てるだけで、たまらなく幸せな気分になる。
出だしは、すごくシリアスな雰囲気で、いきなり始まるカー・チェイス。
思ってたのと違う始まり方で、画面に引き込まれます。
主人公二人の心のひだを丁寧に描写しています。
ドリスは刑務所から出たばかり。
家にはたくさん兄弟姉妹がいて、悪い仲間とつるんでいる弟のことが気がかり。
フィリップは首から下が麻痺。
妻には先立たれ、いまは反抗期の娘がいて、親の言うことをきかない。
文通相手に自分の障害のことを打ち明けるか、悩む。
それぞれ、悩ましい問題を抱えた二人が出会ったことで、すばらし化学反応は起こるわけです。
ドリスの根本的な明るさ。(楽観主義)
それを見抜いたフィリップの器の大きさと確かな眼。
全編、笑いに包まれて、(障害者だからと言って、けっして暗く厳しいお話ではない)
ラストはホントにすばらしくさわやかな感動です。
ほんと、映画館で観たかったなぁ。(*^^*)
超おすすめの作品でございます。

2011年/フランス/113分/ビスタ/
監督・脚本:エリック・トレダノ 、オリヴィエ・ナカシュ/
出演:フランソワ・クリュゼ、オマール・シー、アンヌ・ル・ニ、オドレイ・フルーロ/

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