『シュガー・ラッシュ』('13初鑑賞28・劇場)

☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
3月23日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター7にて 15:15の回を鑑賞。
解説:
数々の名作を生み出してきたディズニーが手掛ける、ゲームの世界を舞台にしたアドベンチャー・アニメ。
人気ゲームの悪役でいることに疲れてしまったキャラクターが、お菓子の国を舞台にしたレース・ゲームの世界に入り込んでヒーローになろうとしたことから思わぬ騒動が巻き起こる。
「マリオ」シリーズのクッパ、「ストリートファイター」シリーズのザンギエフとベガなど、人気ゲームのキャラクターたちが次々と登場。彼らが悪役としての苦労をセラピーで吐露するなど、マニアならずともニヤリとしてしまう場面が満載だ。
あらすじ:
アクション・ゲーム「フィックス・イット・フェリックス」の敵キャラを30年間も演じているラルフ。
人々から嫌われている状況にうんざりしていた彼は、自分のゲームの世界を抜け出してお菓子だらけの世界でレースが繰り広げられるゲーム「シュガー・ラッシュ」の世界へ。
そこで彼は、仲間外れにされてレースに出ることを禁止されている少女ヴァネロペと出会う。
お互いに孤独を抱えていた彼らは意気投合し、友情を深めていくように。
だが、違うゲームのキャラクター同士が遭遇することはゲーム世界のおきてに背く行為であり……。
(シネマトゥデイ)

クライマックスで思わず涙してしまいました。
ほんと、良くできた素晴らしい作品。
キャラクターは可愛らしいし、各年代のゲームごとにキャラデザインが違うし、その動きも変えてある、芸の細かさ。
日本のゲームからインスパイアされたと監督さんが言われております通り、ヒロインのヴァネロペなんか、名前は西洋人ですけど、見た目は日本の女の子ですからね。(*^^*)

今作の主役は、長年悪役を演じてきたラルフ。
自分もみんなから好かれたい・・・そんな思いを抱きながら、悪役が集まるセラピーに参加。
歴代のゲームの悪役キャラが集まって、話し合ってる姿、こういう状況を良く考えたものですね。
みんな根っからの悪役ではないわけです。
CGアニメということで、その映像の美しさも必見。
レース・ゲーム「シュガー・ラッシュ」では、パステル・カラーで柔らかく華やかな色彩。
シューティング・ゲーム「ヒーローズ・デューティ」では、金属質の冷たく暗い色調。
単調になりやすいところを、タイプの違うゲームの場面を入れて、バランスをとってるところが、良いセンスしてますね。
ちなみに、今回は日本語吹き替え版だったんですが、オリジナルでは「ヒーローズ・デューティ」のカルホーン軍曹の声を当てているのは『glee』のスー先生こと、ジェーン・リンチ。
Blu-ray出たら、オリジナル音声で観たいですね。 ・・・でも吹き替えも良かったですよ。
・・・とにかく、観に行って損はありません!
ラスト、ラルフの幸せそうな顔。 ヴァネロペの嬉しそうな顔。
超オススメ。
・・・・本編前の短編『紙ひこうき』 モノクロの画面でこれは良いなぁと思いました。(^^)

2012年/アメリカ/ディズニー映画/101分/シネスコ/
監督:リッチ・ムーア/脚本:ジェニファー・リー 、フィル・ジョンストン/
声の出演:ジョン・C・ライリー、サラ・シルヴァーマン、ジャック・マクブレイヤー、ジェーン・リンチ、アラン・テュディック/

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