『レ・ミゼラブル(2012)』('12初鑑賞96・劇場)

☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
12月22日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 14:55の回を鑑賞。
解説:
文豪ヴィクトル・ユゴーの小説を基に、世界各国でロングラン上演されてきたミュージカルを映画化。
『英国王のスピーチ』でオスカーを受賞したトム・フーパーが監督を務め、貧しさからパンを盗み19年も投獄された男ジャン・バルジャンの波乱に満ちた生涯を描く。
主演は、『X-MEN』シリーズのヒュー・ジャックマン。彼を追う警官にオスカー俳優のラッセル・クロウがふんするほか、『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイ、『マンマ・ミーア!』のアマンダ・セイフライドら豪華キャストが勢ぞろいする。
あらすじ:
1815年、ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、19年も刑務所にいたが仮釈放されることに。老司教の銀食器を盗むが、司教の慈悲に触れ改心する。
1823年、工場主として成功を収め市長になった彼は、以前自分の工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、幼い娘の面倒を見ると約束。そんなある日、バルジャン逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになってしまい……。
(シネマトゥデイ)

わたくし、『ホビット』のようなファンタジー作品が一番好みなんですが、こういうミュージカル作品も一番好みなのです。(*^^*)
いままで、アニメ「ああ、無常」や劇映画(リーアム・ニーソン主演作など)は何度となく鑑賞しましたが、ミュージカル版を鑑賞するのは、これが初めてです。
ほんっとに、最初から最後まで、歌で進行する(セリフはほんの少し)、本当のミュージカル作品。
こうなると、役者の演技力とともに歌唱力が非常に重要になってくるわけで、ずらりと揃った名優たちは、みな、舞台・ミュージカル経験者ばかりで、その歌唱力のものすごいこと!!
お話としては、ヴィクトル・ユゴー原作の古典中の古典、よく知られたお話。
ミュージカル映画は先に歌を収録して、撮影時は口パクにすることが多いのだそうですが、今回は撮影時に実際に歌ってそれも同時に録音する手法がとられたとのこと。
なので、そのライブ感がすごい。
役になりきった役者の心情感情がそのまま歌に現れ、みているこちらは、熱唱のたびに熱いものがこみあげて涙してしまいます。
ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)の「独白」
ファンティーヌ(アン・ハサウェイ)の「夢やぶれて I Dreamed Dream」
エポニーヌ(サマンサ・バークス)の「On My Own」
そして「民衆の歌」
歌を聴きながら泣きっぱなしでした。
ほんっと、素晴らしい! これこそ、真の芸術。
本当にプロフェッショナルな役者たちの演技と歌に心底、惚れ込んでしまいました。
映画として、映像の奥深さも必見。 この年の瀬に観てて絶対損はない名作中の名作となりました。

2012年/イギリス/158分/ビスタ/
監督:トム・フーパー/原作:ヴィクトル・ユゴー/ミュージカル版原作:アラン・ブーブリル 、クロード=ミシェル・シェーンベルク/
出演:ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、エディ・レッドメイン/

この記事へのコメント
ミュジージカルが苦手でなければ、超オススメですよ♪
私は帝国劇場の初期の頃のミュージカル(鹿賀丈史、野口五郎、岩崎宏美、島田歌穂、鳳蘭など)を見た経験があったので、歌はほぼ頭の中に入ってました。
でも、狭い舞台でいくら工夫して演じていても、映画のスケールには叶わないなと
思いましたね。
ヒュー・ジャックマンには、もし機会があるのならジャベールを演じてもらいたい。
彼は本当に何でもこなしちゃいますよね。
あの憎たらしい感じ、すごく美味いと思うんだけどw
コゼットは、女性から見てもアマンダはぴったりだと思いますね。
エンディングが近づくと、頬に涙が…泣けましたね。
個人的にはアンジョルラスを演じた俳優さんがタイプでしたw
映画版も良かったでしょ♪(*^^*)
ヒュー・ジャックマンのジャベールも似合ってそうですね!
生の舞台、一度も見たことがないので、行きたいですね。
でも、チケット代がけっこう高いですよね。。。
エンディングは涙が止まらない状況でした。
野郎的には、やっぱりエポニーヌが一番です♪(^-^)