『イリュージョニスト』 ('11初鑑賞145・Blu-ray)




☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
10月22日(土) Blu-ray Disc にて鑑賞。


解説:
『ぼくの伯父さん』シリーズで名をはせたジャック・タチが娘のために書いた幻の脚本を基に、
長編デビュー作『ベルヴィル・ランデブー』で独特のセンスを発揮したシルヴァン・ショメが
映画化したアニメーション。
昔ながらの手品を披露する老人が純粋な少女と出会い、言葉が通じないながらも心を通わせる
姿を温かく描く。

1950年代のスコットランドを映像化したノスタルジックな情景が美しく、不器用な老手品師の姿や
シーンの中にタチへのオマージュがささげられている。


あらすじ:
1950年代のパリ。
場末の劇場やバーで手品を披露していた老手品師のタチシェフは、スコットランドの離島にやって
来る。この辺ぴな田舎ではタチシェフの芸もまだまだ歓迎され、バーで出会った少女アリスは
タチシェフを“魔法使い”だと信じるように。

そして島を離れるタチシェフについてきたアリスに、彼もまた生き別れた娘の面影を見るようになり……。
(シネマトゥデイ)









全編がアートといってもいい、美しくノスタルジックなアニメ作品です。
老手品師:タチシェフとスコットランドの離島に住んでた少女アリスとの交流を描いた物語。


アリスはスコットランドの言葉(方言?)しか喋れなくて、ほとんど会話らしい会話がありません。
また全編にわたって、セリフがほとんどなく、まるで無声(サイレント)映画を観ているかの
ような雰囲気があります。


そのため、各キャラクターの動きに(パントマイム)よって、物語が進行し、
状況説明らしい場面は皆無なので、観ている側の想像力が試される作品ですね。



そして、大人向けの作品であることも確かです。

人生の悲哀を感じられる年齢にならないと、本当の良さは感じられないのかも。



仕事に疲れて、この映画を観ると、気持ち良く眠れると思います。(^^;
映像といい、音楽といい、すごく上質で心地良いから、いつのまにか、眠れること請け合い。
(良い意味で・・・)




アリスがウサギのシチューを作った場面、自分の”相棒”のウサギを必死になって
(アリスに気を遣いながら)探すタチシェフの姿が面白かった。(^-^)

アリスは そのシチューを芸人仲間におすそわけ。


アリスにシチューのレシピを教えた腹話術師の男は、その人形を質に入れて、芸人をやめた。
首を吊ろうとしていた道化師の男は、そのシチューを食べて、死ぬのをやめた。


アリスにすこしでも夢をみせてあげたいタチシェフは、深夜にこっそり自動車修理工場でバイト。


そんな登場人物たちが、ときにおかしく、ときに切なく、その時を生きているんですよね。
観ている私たちも、その空気を感じていきます。


魔法の終わる時間。
ラストシーン  静かな余韻を残しながら、幕を閉じます。











2010年/フランス、イギリス/80分/ビスタ/
監督・脚本・音楽:シルヴァン・ショメ/
声の出演:ジャン=クロード・ドンダ、エイリー・ランキン/




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