『黄色い星の子供たち』 ('11初鑑賞101・劇場)




☆☆☆☆- (10段階評価で 8)
7月23日(土) シネ・リーブル神戸 シネマ2にて 11:50の回を鑑賞。


解説:
1942年、フランス政府によって行われたユダヤ人一斉検挙「ヴェル・ディヴ事件」を、過酷な
運命に翻弄(ほんろう)された子どもたちの視点から描いた真実の物語。
フランス国内で長年タブーとされてきた同事件の全ぼうを、一斉検挙された子どもたちの中
で生き残った数少ない人物の証言などを基に、元ジャーナリストのローズ・ボッシュ監督が
あぶり出す。

キャストには、祖父がアウシュヴィッツに強制収容されていたという『オーケストラ!』の
メラニー・ロラン、フランスを代表する名優ジャン・レノらが名を連ねる。


あらすじ:
1942年ナチス占領下のパリ、ユダヤ人は胸に黄色い星をつけるよう義務付けられ、公園や
映画館、遊園地への立ち入りが禁じられていた。それでも11歳のジョー(ユゴ・ルヴェルデ)と
家族、隣人たちは、ささやかな暮らしは続くと信じていた。

同年7月16日、フランス警察によるユダヤ人一斉検挙が始まり、およそ1万3,000人もの人々が
ヴェル・ディヴ(冬季競輪場)へと送られる
(シネマトゥデイ)








フランスで生活していたユダヤ人を、フランス政府主導(もちろん、背後にはナチス・ドイツ)
で迫害した事件をフランスが映画化。


ユダヤ人とは、ユダヤ教を信仰する人、または、その人を親に持つ人 を指す意味だそうで
ユダヤという国があるわけではない。

映画でも、”フランス国籍のユダヤ人”という セリフもありました。



ドイツ・ナチス党総統 アドルフ・ヒトラーの号令で、一斉にユダヤ人の迫害(ホロコースト)
が始ったのですがユダヤの人々をかくまう国家もあって、フランスもその一つでした。


ですが、ナチスの圧力に屈して、迫害してしまう。



『シンドラーのリスト』や『戦場のピアニスト』など、ホロコーストを扱った映画を何本か鑑賞
してきましたが、家族が離れ離れになる場面、警察から不当な暴力を受ける場面をみると
腹の底から怒りが湧いてきます。


涙よりも、どうしようもない、怒り。 自分だったらどうするか。 
映画を観ながら、自分に置き換えた状況を同時に想像しながらの鑑賞でした。


冬季競輪場に閉じ込められた、何万人ものユダヤの人々。


消防士の隊長(フランス人)が、彼らのために水を分け、密かに手紙を受け取って
隊員たちに「明日は仕事を休んで、遠い街に行って手紙をポストに入れろ」と言う場面
熱いものを感じた。



ジャン・レノはユダヤ人の医師、メラニー・ロランは看護師を熱演。



収容所に入れられ、不自由な生活を強いられる。



その後は、今まで何度も見たり聞かされたりしたお話、また家族とバラバラになり
つぎつぎとガス室に送られ殺されていく。・・・ちなみにこの映画では、そういった場面はありません。


メラニー・ロランが男の子たちと再会するラスト・シーンでは、思わず涙が溢れてしまいました。


真実故に、ものすごく重たい物語ですが、しっかりと見ておかないといけない作品だと思います。
そして、なんでこんな残酷なことが平然と行われたのか、考える必要がある。









2010年/フランス、ドイツ、ハンガリー/125分/シネスコ/
監督・脚本:ローズ・ボッシュ/
出演:メラニー・ロラン、ジャン・レノ、ガド・エルマレ、ラファエル・アゴゲ、ユゴ・ルヴェルデ/



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