『桜田門外ノ変』 ('10初鑑賞132・劇場)

☆☆★-- (10段階評価で 5)
10月16日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター4にて 16:35の回を鑑賞。
解説:
実行部隊の指揮官だった関鉄之介を主人公に、幕末の歴史に大きな影響を与えた
井伊直弼暗殺事件「桜田門外ノ変」に迫る本格時代劇。
『男たちの大和/YAMATO』の佐藤純彌が、吉村昭の同名小説を映画化。
水戸藩の下級武士でありながら、世紀の大事件にかかわることになった関鉄之介を大沢たかお、
その妻・ふさを長谷川京子、水戸藩の藩主・徳川斉昭を北大路欣也が演じる。
歴史の動きに翻弄(ほんろう)される男たちと、その家族のドラマに注目だ。
あらすじ:
水戸藩士の下級武士の家に長男として生まれ、30歳のときに迎えた12歳年下の妻・ふさ
(長谷川京子)や長男の誠一郎(加藤清史郎)と共に穏やかな暮らしを送っていた関鉄之介
(大沢たかお)。しかし、藩主父子が井伊大老(伊武雅刀)の専断により処罰されたという急報が、
彼の日常に影響を及ぼし始める。
(シネマトゥデイ)

佐藤純彌監督作品ってことで、かなり期待してたんですが、期待しすぎでした。(--;
幕末の歴史に興味のある人じゃないと、かなりしんどい作品ですね。
自分は、大河ドラマとか良く観てるので それなりに興味深く観ることはできました。
ハイライト(クライマックスじゃないのよね)になるのが”桜田門外の変”
その描写は、ドキュメンタリー・タッチでじつに生々しく、その場で観てるかのようです。
実を言うと印象に残ったのが この場面ぐらい。
あと、主人公の愛人への拷問場面。 なんの罪もない一般庶民を拷問にかけて殺して
しまう、権力の魔性の恐ろしさ。
こども店長はいつまで経っても こども店長でいて下さい。(無理でしょうけど)
演技力はこども店長のままでは困りますけどね。
全体的には、歴史の教科書を観てるみたい。
つまり、歴史を知るには良いかもしれんけど、映画的興奮や感動は、ぜんぜん感じられなかった。
この2時間17分は、ちょっと長かった。。。

2010年/日本/東映/137分/ビスタ/
監督:佐藤純彌/原作:吉村昭/
出演:大沢たかお、長谷川京子、柄本明、生瀬勝久、渡辺裕之、加藤清史郎、伊武雅刀、北大路欣也/
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この記事へのコメント
確かに歴史が好きじゃないと、しんどい作品だと思います。
同時期に公開されているほかの時代劇映画に比べて、娯楽性も無いですしね。
コメントありがとうございます。(^-^)
歴史をどういう感じで魅せるか、作り手の技術とセンス
によりますね。今回は、娯楽性が少な過ぎでしたね。(^^;