『インセプション』 ('10初鑑賞100・劇場)

☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10)
1回目 7月18日(日) 神戸国際松竹 スクリーン2にて 13:00の回を鑑賞。
2回目 7月23日(金) 109シネマズHAT神戸 シアター5にて 13:50の回を鑑賞。
解説:
『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、
想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。
人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、
最後の危険なミッションに臨む姿を描く。
主役を務めるのは『シャッター アイランド』のレオナルド・ディカプリオ。
物語のキーマンとなる重要な役どころを『ラスト サムライ』の渡辺謙が好演する。
斬新なストーリー展開と、ノーラン監督特有のスタイリッシュな映像世界に引き込まれる。
あらすじ:
コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで
相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。
彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。
そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。
(シネマトゥデイ)

このブログでも何度も書いていますが、クリストファー・ノーラン監督の作風は
どういうわけか自分の感性には あんまり合わなくて、 映画ファンのあいだでは好評価の
『ダークナイト』も、個人的には、観るのがしんどくて、あまり好きではありません。
なので、今回の『インセプション』も、あまり期待せず、鑑賞しました、が・・・・・・・
・・・・・・これは、すごい!!!
個人的に 久々の直球ど真ん中の作品であります。(^-^)
夢の中に入り込み、相手の”アイデア”を盗む、産業スパイのコブ。
今回は、相手に”インセプション”する(ある考えを植え込む)ことがミッション。
夢の中でも夢を観ていて、さらにその夢の中でも夢をみる。
幾重にもかさなる、多重構造の夢の世界。 こんな複雑なストーリーを考え、よくぞ映像化したものだ。
1回目の鑑賞のあと、ラストシーンが果たしてどっち(夢か現実か)なのか、
自分なりに、現実であってほしい・・・と希望を持っていました。
あのトーテム(コマ)もずっと回り続けているようには観えなかった。回転の動きもぶれてたし・・・
しかし、2回目の鑑賞で、気になる部分をチェックしながら見直すと・・・
個人的結論・・・・・
ラストは・・・・ 夢。。。。 だと思いました。
まず、子供たちの服装が、度々夢の中で登場する時と全く同じであること。
パリにいた、父親(マイケル・ケイン)がアメリカで出迎えていたこと。
なにより、夢のなかで、奥さんに対して、50年以上も一緒に暮らしてたことを明かす場面で、
年老いた二人が手を繋いで街を歩く場面は、現実世界の風景なのでは?
つまり、映画を見てる我々が現実世界を描いていると思ってた部分は、
既に夢の中の第1層だったのでは?
最初のほうの日本の場面、新幹線に乗ってたコブが、京都で降りると言った次の場面は
東京だったし、夢だと考えれば、辻褄が合う。
それに 時間の流れ方が、夢の深層部に行けば行くほど速くなる・・・
という設定だが、オープニングと終わりのほうに登場する渡辺謙の年老いた姿は、夢の第4層でも、
ちょっと時間が経ち過ぎのように感じた。
これが、第4層ではなくて、第5層だったとしたら?
・・・こんなことを考えると、眠れなくなってしまいますねぇ。(^^;;
ディカプリオの演技は当然上手いし、渡辺謙も見事な準主役でした。
奥さん役のマリオン・コティヤールも似合ってる。
エレン・ペイジもかわいいです。(^-^)
トム・ベレンジャー しばらく観ないうちに、メタボで老けたねぇ。。。
その中でも”不思議系女子のサマーに(500)日間振り回されてた” ジョセフ・ゴードン=レヴィットが
特に良いですね!この作品でいっぺんに株が上がったんちゃうかな。
夢の第2層で、無重力状態になりながら、独りで孤軍奮闘する姿は
映像の摩訶不思議さと相まって、名場面だと思いました。
この場面のメイキングは、ぜひ観たい!!
第3層の雪山の要塞の場面は、007シリーズを見ているかのようです。
金庫を開けると、病室になっているんですが、『2001年宇宙の旅』を連想しました。
第4層の荒廃した都市の場面、SFマインド全開って感じで、その映像に魅了されました。
音楽はハンス・ジマー。
なんか、本当に久しぶりに、ハンス・ジマーらしいサウンドを聴いたような気がします。
観終わったあとも、あーだこーだと考えてしまう、面白い作品でした
Blu-rayは、絶対買いの作品です。(^-^)
注意:この映画を観に行く時は、頭がスッキリした状態にしましょう
間違っても、2日酔いの状態で観に行かないように。・・・・本当の夢の中に入ってしまいます。(^^;

2010年/アメリカ/ワーナー映画/148分/シネスコ/
監督・脚本:クリストファー・ノーラン/音楽:ハンス・ジマー/
出演: レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、マリオン・コティヤール
エレン・ペイジ、 キリアン・マーフィ、トム・ベレンジャー、マイケル・ケイン/
映画感想50音別INDEX

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この記事へのコメント
監督の想像力、発想力には感嘆しました。
自分の好きな撮りたい映画が、観客も見たい
映画であるとの持論も納得の出来でした。
現実と夢の多重階層の仕掛けなど、後半は
魅了される映像、ストーリーでした。
ラストシーンのオチは、秀逸で鳥肌が
立ちました。
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
クリックすることで5段階評価ができます。
もし、見た映画があったらぽちっとお願いします!!
コメントありがとうございます♪
ストーリー展開が絶妙でしたね!
自分もこの作品、大好きです。
おおおお~(*゜o゜*)!
みはいるさんの高評価に、ちょっと驚いてしまいました(>_<)!
私もラストは現実であって欲しいと思いますが、やっぱり何度考えてもあれは“夢”だろうと思います(T_T)。
驚きました?(^^;
すでに2回観に行くほど はまってしまいました。
こういう話、昔からけっこう好きなんですよ
ラストはやっぱり夢ですよね。(^-^)