『私の中のあなた』 （'09初鑑賞147・劇場）

☆☆☆★－　（5段階評価で　3.5）
10月10日（土）　109シネマズHAT神戸　シアター9にて　13：15の回を鑑賞。

解説：
アメリカの人気作家ジョディ・ピコーのベストセラー小説を、『きみに読む物語』の
ニック・カサヴェテス監督が映画化。
白血病の姉のドナーとなるべく遺伝子操作によって生まれた妹が、姉への臓器提供を
拒んで両親を提訴する姿を通し、家族のありかたや命の尊厳を問いかける。

主演のキャメロン・ディアスが初の母親役に挑み、両親を訴える次女役を
『リトル・ミス・サンシャイン』のアビゲイル・ブレスリンが熱演。
シリアスなテーマながら、主人公一家の強い家族愛が胸を打つ。


あらすじ：
白血病の姉（ソフィア・ヴァジリーヴァ）に臓器を提供するドナーとして、遺伝子操作によって
生まれた11歳のアナ（アビゲイル・ブレスリン）。彼女はこれまで何度も姉の治療のために
犠牲を強いられてきたが、母サラ（キャメロン・ディアス）は愛する家族のためなら当然と
信じてきた。
そんなある日、アナは姉への腎臓提供を拒否し、両親を相手に訴訟を起こす。
（シネマトゥデイ）

　

ひと昔前なら、SFのジャンルに入りそうなお話ですが、今日では現実問題になっています。
姉のためのスペアとしての妹・・・・正直母親の感覚にちょっとついていけなかったです。

キャメロン・ディアスの強くあろうとする母親像、見事な演技でありました。
しかし、感情移入はできませんでした。　なんか、根本的に異質なものを感じた。。。


妹役のアビゲイル・ブレスリンもいい演技してました。
なぜ両親を提訴したのか、本当の理由が明かされるところでは涙が出ました。


母、父、兄、姉　それぞれの心情が丁寧に描かれていて、物語に引き込まれていきます。
白血病の姉の彼氏が、美男子でしたねぇ。　

彼の死を知る場面の控えめな演出がとても好印象。


癲癇の発作を持ちながら、弁護を受け持った、91％勝訴のアレック・ボールドウィンも好印象。
ちょっとは痩せたかな？



まわりで観てた人は、鼻をグスグスいわしてましたが、自分はそんなに泣けなかった。。。
でも、すごく良い作品だと思います。


家族の絆に、生きること、死ぬことを語り合うきっかけになると思います。