『レッドクリフ Part II 』 ('09初鑑賞43・劇場)

☆☆☆☆☆ (5段階評価で 5)
4月11日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 14:30の回を鑑賞。
解説:
アジア映画としては歴代最高の大ヒットを記録した、『レッドクリフ Part I』の続編となる歴史スペクタクル。
『レッドクリフ Part I』から連なる赤壁の戦いもクライマックスに突入し、孫権軍と劉備軍との連合軍が曹操の
大軍に立ち向かう様をダイナミックに描く。
監督やキャストは『レッドクリフ Part I』と同じく、ジョン・ウーにトニー・レオン、金城武などのアジアの大スター
たち。85万人にのぼる両軍兵士たちのアクションはもちろんのこと、偉大な英雄たちが繰り広げる感動的な
ドラマを楽しみたい。(シネマトゥデイ)
あらすじ:
西暦208年、魏呉蜀が争う中国・三国時代。
孔明(金城武)の奇策で曹操軍を撤退させた孫権・劉備連合軍だったが、食料不足と疫病のために戦意も
尽きようとしていた。そこに曹操軍の2000隻の戦艦と80万の兵士が逆襲。
司令官の周瑜(トニー・レオン)と孔明が作戦を仕掛けようとする中、周瑜の妻・小喬(リン・チーリン)がある
行動に出る。(シネマトゥデイ)

前日に『Part Ⅰ』のBlu-rayを観て、しっかりと復習しての鑑賞となりました。(^-^)
待ちに待った、第2部の登場です。
(Part Ⅰの感想はこちら)
キャパの大きいシアター7,8,9,10がすべて『レッドクリフ Part2』という力の入れよう。(^^;
どれだけ、お客さんが入るか、興味津津ですねぇ。
さて 日本公開では”未来への最終決戦”というサブ・タイトルが付いておりますが、個人的にこの
サブ・タイトルはいらんと思っていますので、ここでは省きました。(^^;
”最終決戦”と違うしねぇ。 『レッドクリフ』としては最終決戦でしょうけども、「三国志」としては
この先、もっと複雑な 戦い&ドラマがあるわけですから。。。
ちなみに原題は『赤壁 決戦天下』 です。

『三国志』フリークの皆さんには酷評が多いみたいですが、それも頷けます。(^^;
私はそれほど詳しくは知らない(横山光輝さんのマンガを読んだ程度)のですが、やはり
アクションに比重がかかりすぎて、肝心の物語が少々薄く感じました。
原作(三国志演義)にはないキャラやエピソードも登場し、劉備たちが脇役扱いになってましたし、
お話としての緊迫感・引き込まれる要素も弱い。
でも、それらを補っているのが、映像としての迫力!!
真のクライマックス・赤壁大戦は、最高の映像と最高の音響と最高の音楽が絡まって
大大大興奮でした♪(^-^)
正直、大戦中の場面は、曹操軍の船の数が少なく感じましたが・・・
(絵としては大軍だけども、思ったよりも短時間で連合軍が陸地に到達してた)

映画としては、歴史に残る作品だと思います。
監督のジョン・ウーが描きたかったことは、周瑜の
「勝者はいない。」
というセリフと、最後の小喬のセリフがすべてだと思いました。
『Part Ⅰ』で孔明の協力で生まれた馬の萌萌(モンモン)を孔明に引き渡すときに
「けっして戦馬にしないで。」
戦場に連れていかないで・戦争をしないで・・・周瑜の子を身籠って、母となる小喬の心からの願い。
子供の名前は「平安」。
・・・漢字の勉強にもなりました。 「孕む(はらむ)」ってそういう意味だったんですね!!
(それと孫子の兵法「風林火山」に続きがあることも初めて知りました。)
この映画に登場する孫尚香も小喬も 心の強い女性として描かれていました。
女性が元気だと男も元気っていいますよね。
スタッフ&キャストも、中国・韓国・台湾・日本・モンゴル・アメリカなど
世界中から集めたってことも、深~い意味があるんですね。
今の混沌とした時代だからこそ、作りえた作品なのでしょう。
単純に映画としては、ものすごく好きな作品となりました。(^-^)
Blu-rayは絶対買います。 でも、劇場の大きなスクリーンで観てこその作品なので
ぜひぜひ劇場での鑑賞をおすすめします♪
2009年/アメリカ・中国・日本・台湾・韓国/144分/シネスコ/
監督・脚本:ジョン・ウー/音楽:岩代太郎/
出演:トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、チャン・チェン、バーサンジャブ、中村獅童/
映画感想50音別INDEX

エイベックス・マーケティング
2009-03-11
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この記事へのコメント
私も見てきました☆
ほんとパート1であれだけ活躍しまくった、劉備軍の出番の少なさは悲しかったですが(T_T)!女性陣の活躍が大きかったのは、嬉しかったです!
私もあの邦題のサブタイトルはいらないと思いました~(^^;)
こんばんは♪(^-^) いつもありがとうございます。
劉備軍の出番がもっと欲しかったですよね。
女性陣の描き方は好感が持てました。
ジョン・ウーさん、ちゃんと分かってらっしゃるんやなぁ~。
BDが出たら、自分もパート1と連続して鑑賞したいと思います。(^-^)