『スラムドッグ$ミリオネア』 ('09初鑑賞52・劇場)

☆☆☆☆☆ (5段階評価で 5)
4月30日(木) TOHOシネマズ西宮OS スクリーン9にて 15:00の回を鑑賞。
解説:
『トレインスポッティング』『28週後…』など多彩なジャンルで観客を魅了する、鬼才ダニー・ボイルの
最高傑作といわれる感動的なヒューマン・ドラマ。
インドを舞台に、テレビのクイズ番組に出演して注目を集めたある少年が、たどってきた生い立ちと
運命の恋をボリウッド風の持ち味を生かしながらつづっていく。
主演はこの作品でデビューし、数々の映画賞を受賞したデヴ・パテル。
底知れないパワーと生命力を感じさせる人間讃歌に息をのむ。(シネマトゥデイ)
あらすじ:
テレビ番組「クイズ$ミリオネア」に出演し、賞金を獲得したジャマール(デヴ・パテル)だったが、インド
のスラム街で育った少年が正解を知るはずがないと不正を疑われ逮捕される。
ジャマールになぜこれほどの知識があり、この番組に出演するに至ったのか。
警察の尋問によって、真実が明らかになっていく。(シネマトゥデイ)

昨日に引き続き、TOHOシネマズ西宮OSにて、
アカデミー 8部門受賞作品をやっと鑑賞してきました。
主人公ジャマールが歩んできた 過酷な生い立ちの中で学んできたこと全てが、クイズ番組での正解に
つながるわけですが、もう、あまりにも酷い環境で、自分たち日本の生活とは別世界です。
よく生きてこられたなと思います。(実際はもっと酷いんでしょうね。)
クイズの進行とともにジャマールの過去が描かれます。
なぜ答えを知っているのか、どれもこれも説得力のあるエピソードでした。
その中でも、「米100ドル札に描かれている人物は?」の答え には涙してしまいました。
歌の上手な子が、”盲目のほうが儲けが2倍”とか言って 目を硫酸か何かで焼かれる場面は
かなりきついものがあります。 怒りがこみ上げてきます。
数年後にその子がジャマールからもらった100ドル札の匂いをかいでつぶやきます。
「ベンジャミン・フランクリンだな。」
ダニー・ボイル監督作品は、観終わったあと、どうもスッキリしないものが多いので
この作品もどうなのかなぁと若干心配だったのですが、完全ではありませんが
ハッピー・エンドだったので、良かったです。
兄貴のラストが、可哀想やね。 こうするしかなかったのでしょう。
それにしても、不衛生なゴミ溜めのようなスラムで生活する子供たちの目が
ものすごくきれいなんですよね。
贅沢な環境で暮らす日本の子供たちの目とは比べもんにならないほどキラキラしてるのが
すごく印象的でした。
青年期のラティカを演じたフリーダ・ピント 、美しい方です。
次のボンド・ガールになるらしいですね。
インドのにおいが伝わってくる映像、パワーに溢れた音楽、観客を飽きさせないストーリー展開
これも実に映画らしい映画だと思いました。

2008年/イギリス・アメリカ/120分/シネスコ/
監督:ダニー・ボイル/原作 ヴィカス・スワラップ/音楽 A・R・ラーマン/ 脚本 サイモン・ボーフォイ/
出演:デヴ・パテル、マドゥル・ミッタル、フリーダ・ピント、アニル・カプール、イルファン・カーン/
映画感想50音別INDEX

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この記事へのコメント
私も昨日見てきました☆
ほんと子供たちの目、きれいでしたね~!
子役の子達を思い出すと、みんな目が印象的でした。
真っ直ぐな眼差しって言うか。あんな過酷な環境なのに。驚かされます。
子どもたち、俳優ではなくて現地の子供たちが演じてたそうですね!
ほんとにきれいな目をしてました。
あの子たちのおかげで、映画としての完成度も高かったですよね。
(^-^)