『ミスト』('08初鑑賞65・劇場)

☆☆☆★- (5段階評価で 3.5)
5月10日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 13:10の回を鑑賞。
解説:
『ショーシャンクの空に』『グリーンマイル』のコンビ、原作スティーヴン・キングと
監督フランク・ダラボンが描くパニック・ミステリー。
霧の中に潜む謎の生物に恐怖し、常軌を逸していく人々の姿を描く。
混乱する人々をまとめようとする主人公を演じるのは、『パニッシャー』のトーマス・ジェーン。
『ポロック 2人だけのアトリエ』のマーシャ・ゲイ・ハーデンが、混乱をあおる狂信的な
宗教信者の中年女を怪演。
思わず目を疑うような、驚がくのエンディングが用意されている。
(シネマトゥデイ)
あらすじ:
ガラス窓を破るほどの嵐の翌日、スーパーへ買い出しに出掛けたデヴィッド(トーマス・ジェーン)。
軍人やパトカーが慌ただしく街を往来し、あっという間に店の外は濃い霧に覆われた。
設備点検のために外に出たジム(ウィリアム・サドラー)が不気味な物体に襲われると、
店内の人々は次第に理性を失いはじめ……。
(シネマトゥデイ)

観終わったあと、ズドーンと気分が落ち込む作品でした。(^^;
作品の出来が悪いってわけではなく、人間の弱さみたいなものを痛感するエンディング。
ネタバレになるので書けないけども・・・
ほんまに恐いのは、霧の中に潜む異形の生物ではなく、人間そのもの、といった感じ。
ホラー映画としても、十分満足です。ただし、かなりえげつない描写もあります。
クモとかの虫を見るのもイヤ!って方は、注意が必要ですねぇ。
観てて 『サイレント・ヒル』に似てるところもあるし、スーパーに閉じ込められるところは『ゾンビ』
また、極限状況に追い込まれて、誰かの狂信者になり、善悪の感覚が麻痺するあたりは
『クリムゾン・タイド』にも似てるなぁ・・・と思いました。
狂信的キリスト教信者のおばはんを演じたマーシャ・ゲイ・ハーデン、すごい演技です。
この人の存在が大きい。
でも、やっぱ、原作とは違う ラストが強烈ですねぇ。
もう少し、待ってれば・・・
どんな極限状況下でも、安易に死を選んではいけないってことですね。
観終わったあと、いろいろ議論できる映画なので、興味のある方はぜひどうぞ。
そうそう、クリーチャーの造形が面白かったです(^-^)
最初に出てきた触手が『ドリーム・キャッチャー』に出てきた異性人にイメージが近かった。

2007年/アメリカ/ビスタ/125分/
監督:フランク・ダラボン/
出演:トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ネイサン・ギャンブル/
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