『母べえ』('08初鑑賞14・劇場)



☆☆☆☆☆ (5段階評価で 5)
1月26日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター9にて 16:15の回を鑑賞。


解説:
山田洋次監督が昭和初期につつましく生きる家族の姿をとらえて、現代の家族へのメッセージとしてつづった感動の家族ドラマ。
夫のいない家族を支える強くてけなげな母親を演じた主演の吉永小百合をはじめ、坂東三津五郎や浅野忠信、子役の志田未来、佐藤未来が、戦前の動乱に翻弄(ほんろう)されながらも懸命に生き抜く人々にふんする。
戦争の悲劇を描きながらも、平和や家族の大切さ、幸せとは何かを、改めて思い出させてくれる。
(シネマトゥデイ)

あらすじ:
世界情勢が緊張を帯びてきた昭和15年。ドイツ文学者の父・滋(坂東三津五郎)が、反戦を唱えたとして逮捕されてしまう。
悲しみにくれる母・佳代(吉永小百合)と2人の娘(志田未来、佐藤未来)だったが、父の教え子や親類、近所の人たちに支えられ、明るく力強く生きていこうとする。
(シネマトゥデイ)







自分が思い描いていた内容とは、少し違っていました。
ある意味 ”戦闘シーンの全く無い 戦争映画” ともいえるかもしれないですね。

健気に生きる庶民を苦しめる国家権力。


東京郊外に住む、お互いの名前のしたに”べえ”をつけて呼び合う、一風変わった家庭。
父べえ(坂東三津五郎)が思想犯として、警察に連行されるところから始まります。


母べえ:佳代(吉永小百合)は、二人の娘と 父べえの教え子だった山ちゃん(浅野忠信)
そして義理の妹・チャコ(壇れい)たちと助け合いながら、強く生きていこうとしていく。


ところどころにユーモアを交えながら、淡々と進んでいきます。



当時の異常な状況下での庶民の暮らしぶりとか、世相が垣間見れて
ものすごく興味深かった。


戦争に反対しただけで、逮捕連行されるんやもんなぁ。
人権もへったくれも関係ないんですよね。


しかも”戦争”ではなくて”聖戦”といわなければ いけなかった。
”贅沢は敵”のスローガンを、街中で声高々に叫ぶ婦人会の面々。
ちょっと おしゃれしてる女子を見つけては、ねちねちと注意する。

それに反抗したら”非国民”のレッテルを貼られる、いや~な時代やったんですね。



自分のことは考えず ひたすら 子供達、そして投獄されている
夫:父べえのことだけを思い、けなげに生きる 母べえ。


以下ネタばれあります。











父べえの遺体が 本当にリアルで思わず 涙がボロボロ出た。
なんにも悪いことしてないのに、なんでこんなめに合うんだ?


山ちゃん の場面も涙。




ラストシーンでは、涙が止まらない。



死んでからではなくて、生きて父べえや山ちゃんやチャコちゃんに合いたい・・・



臨終の時に、本当に心から思っていたことをつぶやく母べえ。







これは、戦争を知らない世代(私も含めて)は絶対観ないといけない映画。
そして、権力者(政治家)も絶対観ないといけない映画です。







2007年/日本/松竹映画/137分/ビスタ/
監督:山田洋次/
出演:吉永小百合、坂東三津五郎、浅野忠信、壇れい、志田未来、笹野高史、戸田恵子、笑福亭鶴瓶/




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