『パッチギ! LOVE & PEACE』 ('07初鑑賞58・劇場)



☆☆☆★- (5段階評価で 3.5)
5月19日(土) 109シネマズHAT神戸シアター10にて 16:10の回を鑑賞。
前作は まさに傑作でしたが、今作の出来栄えやいかに


大ヒット作『パッチギ!』のキャストを一新し、さらにパワーアップした、涙と笑いの感動作第二弾。今回は舞台を京都から東京に移し、三世代に渡り受け継がれる壮大な家族史と命の輝きを描く。2200人を超えるオーディションで見事主役に抜てきされた『GO』の井坂俊哉と『さくらん』の中村ゆりが、前回の俳優たちに負けない熱演をみせる。井筒監督が自身の前作を超えると豪語する熱い人間ドラマに胸が締め付けられる。

1974年、アンソン(井坂俊哉)は病気の息子の治療のため、一家で京都から東京に移り住む。妹のキョンジャ(中村ゆり)は芸能プロダクションにスカウトされ、甥の治療費を稼ぐために芸能界入りを決意する。彼女は先輩俳優の野村(西島秀俊)と出会い、彼に恋心を抱く。 (シネマトゥデイ)





パンフレットを読んでみると、井筒監督自身、前作を超えることはできないと感じたらしく
今作では、別の観点から

 ・・・我々は何処からやってきたのか?そして何処へ行くのか?・・・

という根本を描くことにしたそうです。


鑑賞してみて、正直、前作にあった、パワーやテンポの良さは無くなってました。
まぁ、それは仕方ないことなのかもしれん。


アンソンの嫁さん(モモコ)が 白血病で死んでたのには驚いた。(遺影だけ登場)
それと前作の主人公 キャンジャの彼氏の”こうちゃん”が影も形も無くなってました。。。(^^;

今回はアンソンとキョンジャが主人公。
キャストは一新。 オモニ(お母さん)役のキムラ緑子さんだけ 前作に続いて登場です。


トレードマークの大乱闘シーンは 最初と最後だけ。ちょっと物足りない。


アンソンの息子チャンスが 筋ジストロフィーという難病にかかってしまいます。
甥っ子の治療費を稼ぐために在日ということを隠して、芸能人になったキョンジャ。



いろんなエピソードが盛りだくさんで、ちょっと散漫な印象をうけますが、監督の思いは
クライマックスに凝縮されていました。



『太平洋のサムライ』という映画の舞台挨拶

映画の監督が 日本のために散っていった”英霊”のためにこの映画を作りました・・・
というセリフがあって、そのあとに在日のおっちゃんが

 「俺らのことも描いてくれや!」 といいます。 まさにこのセリフが全て!


そして日本女性として出演したキョンジャが、自分が在日ということを語りだす・・・

それと同時に、キョンジャ、アンソンの父親が南洋ヤップ島で経験した出来事が挿入されます。


さすがにこのクライマックスでは胸にくるものがありました。



石原慎太郎 製作総指揮の映画 『俺は、君のためにこそ死ににいく』と同時期に公開した
意味がここで解ります(^^;

いやー ほんま よーやるわ。 まさに パッチギかましたわけやね。



おれら日本人に欠けてたものが、ここで暴露されるわけです。
ええことも、悪いことも、客観的にしっかり直視せなぁ あかんのですわ。やっぱ。

臭いものには蓋をしろ・・・じゃ ダメなんですわ。 そう思います。

いつまでたっても、捏造や!なんてゆーとったら あかんねんって。
yahoo! 映画のカスタマーレビュー観とったら、そういう連中ばっかりで、ええかげん悲しくなるわ。


「お父さんが 逃げてくれてよかった。 だから私たちが生まれたんです。」


この視点・観点こそが重要やと思います。


・・・映画としては、中の上 だから ☆3.5

でも、しっかり観るべき映画。





2007年/日本/シネカノン/ビスタ/127分/
監督:井筒和幸/
出演:井坂俊哉 、中村ゆり 、西島秀俊 、藤井隆 、風間杜夫 、キムラ緑子 、手塚理美 、キム・ウンス 、今井悠貴 、米倉斉加年 、馬渕晴子 、村田雄浩 、ラサール石井 、杉本哲太 、麿赤兒 、でんでん 、寺島進 、国生さゆり 、田口浩正 、すほうれいこ 、宮川大輔 、山本浩司 、松尾貴史 、清水優 、桐谷健太 、粟野史浩 、土平ドンペイ 、田中要次 、徳山昌守 、浜田学 、菅原大吉 、堀江慶 、長原成樹 、田中哲司 、日向丈 、愛染恭子 、木下ほうか 、金田敦 、並樹史朗 、竹下明子 、鎌田愛 、吉田千晃 、川村亜紀 、松永京子 、ソン・チャンウィ 、ちすん 、パク・ソヒ 、新屋英子 、中村有志 、温水洋一 、木村祐一 /


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この記事へのコメント

2007年05月23日 22:01
その昔、隣町のさらに隣町にある朝鮮人学校に通う女生徒が電車内で制服のチマ・チョゴリ(っていうのかな)をハサミで切られるという事件が度々あったのを思い出しました。
随分、卑劣なことをするな~と怒りを覚えたっけ。
私自身、韓国や中国に対して、反韓、反中とはいかないまでも、あまり良い印象は持ってなかったのですが、最近、少しずつ見方が変わってきました。
特に韓国に対してはかなり変わりましたね。良い方に。
2007年05月23日 23:21
みはいるさん こんばんは。TBありがとうございました。

いや、ホントに^^;よ~ここまでかましたな~と無茶感動しました。
監督の身は大丈夫なんか?!とちょっと心配になったほどです。
私は「僕は・・・」は見てなくて、全然見るつもりはなかったんですが、「パッチギ」を見たからには、両方ちゃんと見なきゃな~と思ってます。
2007年05月24日 00:52
りくさん>
日本人として、なさけない事件が多いですよね。。。
私の友人・知人には在日の方が何人かいます。
(土地がらもあるんですが)
でも、そんなことを意識したことは、選挙の時だけ(ーー;
(なんで選挙権くれへんのやろねぇ!)
やっぱ、お互いの民族性・人間性を知り合わねば!
ほんま、そう思いますわ。(^^)
2007年05月24日 00:57
meihua さん>
こんばんは♪ 
こちらこそ、TB・コメントありがとうございます♪

井筒監督は、なかなか真っ当な精神の持ち主ですね!
すごい男気を感じます(^^)
『俺は~』もぜひ観てくださいね。感想を聞かせてください♪


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