『ありがとう(2006)』 (初鑑賞113本目・劇場)

☆☆☆☆☆ (5段階評価で 5)
11月25日(土) 109シネマズHAT神戸
シアター5にて 13:55 の回を鑑賞 


平成7年(1995)1月17日(火)午前5時46分
阪神・淡路地方を襲った未曾有の大震災。

この映画は、実話を元にしています。

当BLOGの管理人も 神戸市長田区在住です。
もう11年の月日が経ちましたが、あの時、あの瞬間
のことは 未だに脳裏に焼きついています。




 私の住んでいる場所は上のほう(北)なので映画の舞台に
 なっている鷹取商店街(映画では若鷹商店街)に比べると
 全然被害は少なく、一部損壊程度ですみました。


 それでも、下のほう(南)が燃えているとき、燃えカスが
 ここまで(標高100m)上がってきて、黒い雪が降っていました。



あのときの揺れが ちょっとしたトラウマになっていて、今でも、心身が極限まで
疲れたときには、大地が激しく揺れているような錯覚にとらわれることがあります。





さて、映画のはなし。

おおきく2つに分かれていて、前半は、大震災の場面、後半は主人公・古市忠夫(赤井英和)
が一念発起して、プロ・ゴルファーになるため、プロ・テストに挑戦する姿が描かれています。


やはり、前半の震災の場面が、リアル・タイムで経験した者にとっては
感慨深いものがありました。


三宮の阪急会館(私が一番好きだった映画館のあったビル)の崩壊
雑居ビルが前のめりに倒壊
生田神社の社の倒壊
そして、阪神高速道路の横倒し

思い入れのある場所の崩壊する姿。。。

それらが、最新のVFXで 実にリアルに映像化されていました。

この場面観ただけでも 泣けて泣けて仕方なかった。


商店街の火災の場面は、オープンセットを作って、実際に燃やしたそうで
映像的には実に見事です。


私も震災の4日後に 映画の場所に行って実際に自分の眼でみた光景が
そのまんま映像化されていました。

脇役に、超有名な役者さんがたくさん それぞれ1シーンだけ登場していました。
そのなかでも 豊川悦司の場面では 嗚咽をこらえるのが大変でした。


吉本の芸人さんもたくさん出演していて、島木譲二は ポコポコ・ヘッドを披露 




古市忠夫(赤井英和)が、被災者の救出をする場面や
災害に強い街づくりをしようと呼びかける場面、実に熱い演技でした。

 「わしら生かせてもうとんねん。誰かに生かせてもうとんねん。生かせてくれとぉ人に感謝せな」


奥さん役の田中好子も、なれない関西弁を喋りつつ、好演でした。
ほんまに夫婦漫才みたいな会話になるんですよ。

やっぱ、奥さんのこのセリフが一番!

 「苦しなったら顔あげて、奥歯折れるまで噛みしめて、笑うんやで」


後半はがらりと雰囲気が変わって、プロ・テストの場面です。

ここでは キャディ役の薬師丸ひろ子の存在が大きいですね。
中村トオル も ちょい役で登場。


・・・とにかく、この映画は多くの人に観てほしい。真剣にそう思います。
最後に、実際の古市忠夫さんの言葉。

 「多くの人は”才能と努力と運”が成功に必要だと言いますが、私が一番必要だと思うのは”考え方”。自分は生かされているんやという考え方なんです。それは感謝の気持ちでもある。どんなに努力をしても、がんばれることへの感謝『ありがとう』という気持ちがなければ勝てないんですよ。ですから自分を描いた映画に『ありがとう』というタイトルが付けられたことを本当に嬉しく思います。」
(パンフレットより抜粋)




2006年/日本/東映/シネスコ/125分/
監督:万田邦敏/原作:平山讓/
出演:赤井秀和、田中好子、薬師丸ひろ子、尾野真千子、前田綾花、光石研、尾美としのり
    柏原収史、高橋和也、今福將雄/



 ← クリックお願いします♪


ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

2006年11月26日 09:36
あの日を経験した関西人として、見に行かないとなーって思いました。
2006年11月27日 00:04
シーラカンスさん>
ほんま、ぜひ、観に行ってください♪(^^)
2006年11月27日 20:17
みはいる・Bさん>
僕も昨日 シネ・フェニックスで「ありがとう」を見ました。 もう涙で顔がグジャグジャになりました。
あの日の地震の直後に、鷹取商店街を焼いた火災は発生しました。 ホント直後です。 原因は未だ分かりません。 合計7区画を焼いてしまいました。 僕の家は、その地区の中で唯一 火災をまぬがれた区画に暮らしていました。

昨日も映画を見た後、鷹取商店街に立ち寄ってから帰りました。 あそこを離れて10年以上が過ぎましたけど、どんなに町並みが変わっても あそこは自分にとってのふるさとです。
2006年11月28日 00:06
DAIさん>
あの時、何故か眠れなくて、布団で横にはなっていたけど、ずーっと起きていたんです。地震が起きて、揺れが酷くなって、本棚の本が落ちて、テレビが落ちて、外をみたら真っ暗で、懐中電灯を探したことを覚えています。

しばらくしたら、電気がついて、テレビをみたら、阪神高速の横倒し映像でした。
映画はたくさんの人に観てもらいたいですよね。

この記事へのトラックバック

  • 映画「ありがとう」

    Excerpt: 昨日から公開されている 映画「ありがとう」を見て来ました。 一番最初の上映時間に行って来ましたが、ほぼ満員状態でした。 Weblog: 美し都 神戸から racked: 2006-11-27 08:06
  • 映画「ありがとう」

    Excerpt: あれからまだ、12年も経ってないんだよね、もう随分昔の遠い出来事のように感じてしまうのだが・・彼は59歳11ヶ月の史上最年長でプロテストに合格した 1995年1月17日、真冬の夜のま.. Weblog: 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ racked: 2006-12-16 01:35
  • ありがとう

    Excerpt: 11月25日全国ロードショー  出演 赤井英和、田中好子、薬師丸ひろ子 ほか   Weblog: いろいろと racked: 2006-12-16 09:39
  • 実話に基づく感動巨編「ありがとう」見てきました。

    Excerpt:  もう終了間近ですが、ありがとう見てきました。いつも行く映画館では昼間しかやっていないので、会社帰りに見に行くこともできずに、遅くなってしまいました。 Weblog: よしなしごと racked: 2006-12-17 03:13
  • 【劇場鑑賞131】ありがとう

    Excerpt: 大切なのは、感謝して生きる気持ち。 1995年1月17日 阪神淡路大震災発生 これは、再び笑顔を取り戻した人々の勇気と感動の実話。 苦しなったら顔上げて、 奥歯折れるまでか.. Weblog: ダディャーナザン!ナズェミデルンディス!! racked: 2006-12-17 22:08
  • ありがとう

    Excerpt: 16日は「硫黄島からの手紙」、「暗いところで待ち合わせ -Waiting in the Dark-」を観たんですが、ま、 Weblog: 欧風 racked: 2006-12-21 22:35
  • 12年。

    Excerpt: 今日、2007年1月17日は 阪神淡路大震災 から 満12年です。 本当に早いですよね。 Weblog: みはいる・BのB racked: 2007-01-17 01:35
  • 阪神大震災から12年~ありがとう(2006年11月25日公開)~

    Excerpt: 1995年1月17日午前5時46分. 近畿地方各地を大地震が襲った. なかでも,神戸市一帯や淡路島などでは大きな被害をうけ,壊滅状態. 私にとって,被災地に乗り込んで「ここはもう,神.. Weblog: オレメデア racked: 2007-01-17 15:50
  • ありがとう

    Excerpt:  『1995年1月17日 阪神淡路大震災発生 これは、再び笑顔を取り戻した人々の 勇気と感動の実話。』  コチラの「ありがとう」は、11/25公開の文部科学省選定、文化庁支援、日本赤十字社支援っ.. Weblog: ☆彡映画鑑賞日記☆彡 racked: 2008-03-09 20:47