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zoom RSS 『わたしは、ダニエル・ブレイク』('17初鑑賞85・劇場)

<<   作成日時 : 2017/08/01 09:31   >>

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☆☆☆☆− (10段階評価で 8)
7月26日(水) パルシネマしんこうえん にて 15:15の回を鑑賞。


見どころ:
『麦の穂をゆらす風』などのパルムドールの常連ケン・ローチ監督がメガホンを取り、社会の片隅で必死に生きようとする男の奮闘に迫る人間ドラマ。
病気で働けなくなった主人公が煩雑な制度に振り回されながらも、人との結び付きを通して前進しようとする姿を描く。

コメディアンとして活動しているデイヴ・ジョーンズらが出演。
ローチ監督にパルムドールをもたらした力強い物語に震える。

あらすじ:
59歳のダニエル(デイヴ・ジョーンズ)は、イギリス・ニューカッスルで大工の仕事に就いていたが、心臓の病でドクターストップがかかる。
失職した彼は国の援助の手続きを進めようとするが、あまりにもややこしい制度を前に途方に暮れる。
そんな中、ダニエルは二人の子供を持つシングルマザーのケイティと出会う。

(シネマトゥデイ)






ケン・ローチ監督の映画は『麦の穂をゆらす風』しか観ていない。
実話を元にした、すごく重い社会派の作品でした。


今作も、暗くはないが、根底には歪んだ社会制度にたいする、庶民の苦悩が描かれています。
主人公ダニエルを演じるデイヴ・ジョーンズは有名なコメディアンだそうで、セリフが実に生き生きとリズミカルで面白い。


最近見たノルウェー映画『幸せなひとりぼっち』と若干かぶるところがありますが、こちらは社会派。


イギリスの、いわゆる失業給付・求職に関わる約束事がやたらややこしくて、こんな状況やったら、役所は庶民を苦しめるためにあるといっても過言ではないでしょう。

高齢のダニエルは、40年間大工一筋でやったきた生粋の職人。
そんな彼が、職業安定所のパソコンを前に茫然とする。 使い方を聴きながら、書類を作るのに一日。
クリックして次に進もうとしたら時間切れ。



ロンドンから引っ越してきたケイティと知り合い、彼女と子供たちのために親切にするダニエルですが・・・。
ケイティは子どもたちに食べさせることで精いっぱい。 自分は常に空腹。

ダニエルがケイティをフード・バンク(恵まれない人たちのためのボランティア活動)に連れて行って、食料をもらう場面。 あまりの空腹のために、その場で缶詰を貪り食う場面が印象に残っています。


ほとんど劇伴音楽が流れない、ドキュメンタリー・タッチの作品です。


現代イギリスの現状と、日本の現状を比べて、考えるのに良い作品。
観た後、良いもん観た・・・・とはなりませんが、観る価値はあります。








(C) Sixteen Tyne Limited, Why Not Productions, Wild Bunch, Les Films du Fleuve,British Broadcasting Corporation, France 2 Cinema and The British Film Institute 2016
英題:I, DANIEL BLAKE
製作年:2016年
製作国:イギリス/フランス/ベルギー
日本公開:2017年3月18日(ヒューマントラストシネマ有楽町、 新宿武蔵野館ほか)
上映時間:1時間40分
提供:バップ
提供・配給:ロングライド
製作会社:シックスティーン・フィルムズ / ワイ・ノット・プロダクションズ / ワイルドバンチ / BFI / BBCフィルムズ / レ・フィルム・ドゥ・フルーヴ / フランス2シネマ / カナル・プリュス / フランス・テレビジョ / ル・パクト / シネアート / シネ・プリュス / VOO / Be tv
アメリカンビスタサイズ/カラー/5.1ch

スタッフ
監督: ケン・ローチ
脚本: ポール・ラヴァーティ
撮影監督: ロビー・ライアン
美術監督: ファーガス・クレッグ / リンダ・ウィルソン
録音: レイ・ベケット
キャスティング: カーリーン・クロフォード
衣装デザイナー: ジョアン・スレイター
編集: ジョナサン・モリス
音声編集: ケヴィン・ブレイザー
音楽: ジョージ・フェントン
ラインプロデューサー: イマー・マクマホン
プロデューサー: レベッカ・オブライエン
エグゼクティブプロデューサー: パスカル・コシュトゥー / グレゴワール・ソーラ / ヴァンサン・マラヴァル

キャスト
ダニエル・ブレイク: デイヴ・ジョーンズ
ケイティ: ヘイリー・スクワイアーズ
ディラン: ディラン・フィリップ・マキアナン
デイジー: ブリアナ・シャン
アン: ケイト・ラッター
シェイラ: シャロン・パーシー
チャイナ: ケマ・シカズウェ





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