![]() ☆☆☆☆− (10段階評価で 8) 5月7日(土) OSシネマズ神戸ハーバーランド スクリーン1にて 13:50の回を鑑賞。 チェック: 『半落ち』などの原作者・横山秀夫が執筆した小説を、佐藤浩市ほか豪華キャストで映画化した犯罪ドラマの前編。 平成へと年号が変わる直前の昭和64年に起きた未解決の誘拐事件「ロクヨン」をめぐり、県警警務部の広報官を主人公に警察内部の対立や県警記者クラブとの衝突などを浮き彫りにしていく。 監督は『ヘヴンズ ストーリー』などの瀬々敬久。 主演の佐藤のほか、綾野剛、榮倉奈々、瑛太らが出演。緊張感あふれる演出と演技で描かれる、お蔵入り事件の謎や登場人物たちの確執に注目。 ストーリー: わずか7日で終わった昭和64年。 その年に起きた少女誘拐殺人事件、“ロクヨン”から14年が経過し、未解決のまま時効が近づいていた。 そのロクヨンの捜査に携っていた警務部秘書課広報室の広報官・三上義信(佐藤浩市)は、記者クラブとの不和、刑事部と警務部のあつれき、ロクヨンを模倣したような誘拐事件に直面し……。 (シネマトゥデイ) ![]() 2部作で作るのはやめにしませんか? 前後編両方観ないと、正統な評価ができないです。 大抵、前編のほうが満足度高くて、後編はがっかりするパターンが多すぎる。 この作品がそうだとは言いませんが、今作(前編)の個人的満足度は高いです。 原作、NHKのドラマ ともに未見。 まったくの初見でございます。 正直なはなし、観る前はTVの2時間ドラマぐらいのレベル(2時間ドラマが悪いとは言ってない)だろうなーと、あまり期待せずに観てました。 しかしながら、登場する役者陣が、各々主役をはれるぐらいの役者が勢ぞろいし、なんとも贅沢なキャスティングです。 身代金を持って、誘拐犯の指示通りに奔走する永瀬正敏の鬼気迫る表情、 佐藤浩市の泣ける芝居、滝藤賢一の超ムカツク上司、自分の責任と思い込み引き籠もる窪田正孝 等々・・・各キャラの心情がじっくりと描かれていました。 「前編」なので、ロクヨン事件そのものについての出来事よりも、警察内部各部署の対立(県警広報課と記者クラブ)がメインでありました。 ・・・それにしても、ほんとにめんどくさい人間関係。利害やら名誉やらが絡むから、ほんま鬱陶しい。 クライマックスの広報課長(佐藤浩市)と瑛太を中心とする記者クラブの面々との「バトル」は役者たちの火花散る演技合戦であり、食い入るようにスクリーンを見つめていました。 ・・・記者クラブの記者ってのは、あんなに謀略無人な物言いするんですかね。 加害者のことばかりで、被害者のことは全くと言っていいほど眼中にない記者たち。 人としてどうなんだろうね。実際こんなんですか? 彼らのやり取りを観るだけでも、この映画を観た意義がありました。 後編は、ロクヨン事件の謎がすべてあきらかにされることと、映画としての満足度が前編よりも高いことを祈りつつ、楽しみにしたいと思います。 ![]() (C) 2016映画「64」製作委員会 製作年:2015年 製作国:日本 日本公開:2016年5月7日 上映時間:2時間1分 製作:「64」製作委員会 企画協力:文藝春秋 配給:東宝 助成:文化庁文化芸術振興費補助金 カラー/シネスコ スタッフ 原作: 横山秀夫 監督・脚本: 瀬々敬久 脚本: 久松真一 音楽: 村松崇継 主題歌: 小田和正 エグゼクティブプロデューサー: 平野隆 企画: 越智貞夫 プロデューサー: 木村理津 / 大原真人 / 渡邉敬介 / 浅野博貴 / 伊藤正昭 共同プロデューサー: 藤井和史 ラインプロデューサー: 武石宏登 撮影: 斉藤幸一 美術: 磯見俊裕 照明: 豊見山明長 録音: 高田伸也 編集: 早野亮 スクリプター: 江口由紀子 装飾: 柳澤武 スタイリスト: 纐纈春樹 ヘアメイク: 那須野詞 VFXスーパーバイザー: 立石勝 サウンドエフェクト: 北田雅也 助監督: 海野敦 制作担当: 篠宮隆浩 キャスト 三上義信: 佐藤浩市、諏訪: 綾野剛、美雲: 榮倉奈々、三上美那子: 夏川結衣、目崎正人: 緒形直人 日吉浩一郎: 窪田正孝、手嶋: 坂口健太郎、柿沼: 筒井道隆、村串みずき: 鶴田真由、望月: 赤井英和 漆原: 菅田俊、日吉雅恵: 烏丸せつこ、御倉: 小澤征悦、蔵前: 金井勇太、三上あゆみ: 芳根京子 石井: 菅原大吉、落合: 柄本佑、辻内欣司: 椎名桔平、赤間: 滝藤賢一、荒木田: 奥田瑛二 二渡真治: 仲村トオル、幸田一樹: 吉岡秀隆、秋川: 瑛太、雨宮芳男: 永瀬正敏、松岡勝俊: 三浦友和 他 よろしければ、クリックお願い致します♪ |
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試写会「64 -ロクヨン- 前編」
本音でぶつかり合えば… ...続きを見る |
日々“是”精進! ver.F 2016/05/13 20:32 |
64−ロクヨン−前編
豪華キャストも中身もてんこ盛り 公式サイト。横山秀夫原作、瀬々敬久監督。佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、筒井道隆、鶴田真由、赤井英 ... ...続きを見る |
佐藤秀の徒然幻視録 2016/05/13 20:46 |
映画『64−ロクヨン−前編』
人物相関図(クリックで拡大) ...続きを見る |
よくばりアンテナ 2016/05/13 21:38 |
64 ロクヨン前編
64−ロクヨン−前編@イイノホール ...続きを見る |
あーうぃ だにぇっと 2016/05/13 22:37 |
64 ロクヨン 前編
平成14年。 「ロクヨン」と呼ばれる、昭和最後の年・昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件は、間もなく時効を迎えようとしていた。 かつて「ロクヨン」の捜査にもあたった県警の刑事・三上義信は、異動で広報室の広報官となる。 就任早々、訳あって交通事故の加害者を匿名で発表したため、広報室は県警記者クラブからの突き上げにあってしまう…。 ミステリー前編。 ...続きを見る |
象のロケット 2016/05/14 09:33 |
「64 ロクヨン 前編」:緊迫感あふれる骨太の力作
映画『64 ロクヨン 前編』は、近年数少ない「大人が楽しめる良質の骨太日本映画」 ...続きを見る |
大江戸時夫の東京温度 2016/05/14 23:42 |
64 ロクヨン 前編
横山秀夫のベストセラー小説『64』の映画化。 ...続きを見る |
勝手に映画評 2016/05/15 19:50 |
「64 ロクヨン」☆まだ何も始まらない
豪華キャストを取り揃えた映画にロクなものはないけれど、この映画は違う。 皆さん本気でいい仕事をしていて、大物俳優だからといって脇役なのに突出してしまって話をぶち壊すこともなく、それぞれが見事にその役割を全うしているのが伝わってくる。 勿論、「このミス」1位の横山秀夫の原作も真摯で重厚で申し分ない。 ...続きを見る |
ノルウェー暮らし・イン・原宿 2016/05/16 11:55 |
64-ロクヨン-前編
2016/05/07公開 日本 121分監督:瀬々敬久出演:佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、瑛太、永瀬正敏、三浦友和 犯人は、まだ昭和にいる。 STORY:わずか7日間でその幕を閉じた昭和64年。その間に管内で発生した少女誘拐殺人事件。... ...続きを見る |
★yukarinの映画鑑賞ぷらす日記★ 2016/05/16 13:54 |
「64(ロクヨン) 前編」
後編が待ち切れない。こんな気持ちは久々だ。昭和最後の7日間に起こった少女誘拐殺人事件。通称「64(ロクヨン)」。時効まであとわずか一年に迫った平成14年、事件は大きく動き出す…。そうか、昭和64年って、平成元年って、もはやこんなにノスタルジックな風景なのか。…当然息子達は生まれている筈もなく、道道が日の丸の半旗を掲げている通りの風景や、小渕官房長官がブラウン管の向こうで「新しい元号は‘平成’です」と楷書を掲げた光景は、彼らにとってはもはやあまりにも映画的なシーンなのであろう。知らない世界。想像力... ...続きを見る |
ここなつ映画レビュー 2016/05/16 16:15 |
『64 -ロクヨン- 前編』
加害者の実名報道で揉める広報室と記者クラブ そんな中、時効迄1年に迫った少女誘拐殺人事件に 警察庁長官が被害者宅を視察訪問する事になり 新たな展開を迎える... ...続きを見る |
cinema-days 映画な日々 2016/05/17 03:32 |
『64 -ロクヨン- 前編』
加害者の実名報道で揉める広報室と記者クラブ そんな中、時効迄1年に迫った少女誘拐殺人事件に 警察庁長官が被害者宅を視察訪問する事になり 新たな展開を迎える... ...続きを見る |
cinema-days 映画な日々 2016/05/17 03:33 |
64 ロクヨン 前編
『64 ロクヨン 前編』をTOHOシネマズ渋谷で見ました。 ...続きを見る |
映画的・絵画的・音楽的 2016/05/23 20:24 |
日本の警察 その84 「64(ロクヨン) 前編」(2016 東宝=TBS)
その83「松谷警部と三ノ輪の鏡」はこちら。原作の、あの謎がすばらしかったのは、わずか7日間しか存在しなかった昭和64年の世相と分かちがたく結びついていたことだ。現代のわたしたちにとってすっかりおなじみの“あれ”がまだ一般的ではなかったことと、天... ...続きを見る |
事務職員へのこの1冊 2016/05/24 20:04 |
64−ロクヨン−前編
昭和から平成に変わる直前、1週間しかなかった昭和64年に起きた、戦後唯一の未解決誘拐事件。 実際の事件が基になった、ということで凄く興味あった1本。 ...続きを見る |
我想一個人映画美的女人blog 2016/05/24 23:20 |
映画「64−ロクヨン−前編」
映画「64−ロクヨン−前編」を鑑賞しました。 ...続きを見る |
FREE TIME 2016/05/25 00:01 |
64-ロクヨン-前編
犯人は、まだ 昭和にいる。 上映時間 121分 原作 横山秀夫 脚本 瀬々敬久 久松真一 監督 瀬々敬久 出演 佐藤浩市/綾野剛/榮倉奈々/夏川結衣/緒形直人/窪田正孝/坂口健太郎/菅田俊/瑛太/吉岡秀隆/永瀬正敏/三浦友和 ...続きを見る |
to Heart 2016/05/26 22:42 |
「64-ロクヨン-前編」事件が迷宮入りしそうになった先に発覚した警察の失態を組織ぐるみで隠蔽された事...
「64-ロクヨン-前編」は1989年1月1日〜7日のわずか7日間に起きた昭和64年の誘拐殺人事件を15年後の事項目前にした中で再びこの事件と刑事が向き合って事件解決へ動こう ... ...続きを見る |
オールマイティにコメンテート 2016/05/28 10:31 |
「64-ロクヨン-前編」 報道の役割とは
例によって原作は未読ですが、横山秀夫さん原作の作品らしく骨太のドラマとなっていま ...続きを見る |
はらやんの映画徒然草 2016/05/28 22:29 |
前編は事件より警察内部のドラマ
8日のことですが、映画「64 -ロクヨン- 前編」を鑑賞しました。 ...続きを見る |
笑う社会人の生活 2016/05/28 23:05 |
「64-ロクヨン-前編」
昭和64年。 少女が誘拐された事件は最悪の結末を迎えた。 時代は平成となり誘拐殺人事件は時効まであと1年。 64(ロクヨン)(上) D県警シリーズ (文春文庫)横山秀夫 文芸春秋 by G-Tools ...続きを見る |
三毛猫《sannkeneko》の飼い主の... 2016/05/31 12:20 |
『64 −ロクヨン− 後編』('16初鑑賞57・劇場)
☆☆☆☆− (10段階評価で 8) 6月11日(土) 109シネマズHAT神戸 シアター8にて 16:00の回を鑑賞。 ...続きを見る |
みはいる・BのB 2016/06/17 23:12 |
64-ロクヨン-前編/64-ロクヨン-後編
【概略】 かつては刑事部の刑事、現在は警務部・広報官の三上義信は、常にマスコミからの外圧にさらされていた。そんな彼が、昭和64年に発生した未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」に挑む。 サスペンス ...続きを見る |
いやいやえん 2016/12/18 20:51 |
64-ロクヨン-前編
監督:瀬々敬久 出演:佐藤浩市、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、窪田正孝、金井勇太、筒井道隆、鶴田真由、赤井英和、菅田俊、小澤征悦、菅原大吉、坂口健太郎、宇野祥平、菜葉菜、嶋田久作、三浦誠己、黒川芽以、小橋めぐみ、芳根京子、萩原みのり、瑛太、椎名桔平、滝藤... ...続きを見る |
タケヤと愉快な仲間達 2017/01/09 06:02 |
映画評「64-ロクヨン-前編」
☆☆☆(6点/10点満点中) 2016年日本映画 監督・瀬々敬久 ネタバレあり ...続きを見る |
プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] 2017/04/01 10:06 |
64 ロクヨン 前編
豪華キャスティングと役者力で、魅せてくれたし、わずか1週間の昭和64年に発生した少女誘拐殺人事件・通称「ロクヨン」事件が、多くの人生にダメージを与え、その軌跡を狂わせたことは分かったのですが、いまひとつ、佐藤浩市が、現在は警務部の広報官として働き、記者クラブとの確執や、刑事部と警務部の対立などに神経をすり減らす日々の詳細が、よく理解できず、対立の理由や、特に娘さん(これが先日まで朝ドラヒロインだった、芳根京子だったのですね)の反発の原因がよく分からなかったのでした。誘拐事件のさなか、科捜研にミス... ...続きを見る |
のほほん便り 2017/04/04 14:25 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
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